日本における薬剤耐性の現状
薬剤耐性(AMR)は危機的な段階に近づいています。世界ではすでに年間470万件の死亡に関係しており、対策が進まなければ 2050年までにその数が70%以上増えると予測されています。
2021年、日本では 推計1万7,400人が薬剤耐性菌による感染症で死亡し、薬剤耐性に関連する死亡者数(直接の死因は別であるが、薬剤耐性が死亡リスクを高めたため亡くなったケース)は 約8万3,900人 に上りました。特に70歳以上の高齢者で影響が大きく、なかでも血流感染症や尿路感染症に関連した死亡率が高いことが明らかになっています。



GARDPの日本での活動
日本はGARDPにとって重要な活動拠点であり、日本政府は長期にわたってGARDPを支援してきました。日本政府は2020年以降、GARDPへの継続的な資金支援を行うだけでなく、G7やG20といった国際的な場で薬剤耐性対策を積極的に主導してきました。また、日本におけるGARDPの取り組みの重要な柱となっているのが、主要な日本の製薬企業や学術機関との協業です。これには、創薬、化合物スクリーニング、臨床開発など、抗菌薬開発の基盤となる幅広い分野での連携が含まれます。
GARDPとの連携は、日本国内の薬剤耐性対策の能力や体制を強化するだけでなく、日本がグローバルヘルス分野で革新的な取り組みを進める原動力にもなっています。
現在GARDPは、その創設にも関わったDNDiとともに日本(東京)に拠点を構えています。日本との包括的な連携はますます強化されています。

日本のパートナー







